「アルマーニ」制服で波紋の泰明小学校、卒業生のプロレスラーが明かす導入までの内幕

2018年2月9日10時24分  スポーツ報知
  • 三州ツバ吉

 イタリアの高級ブランド「アルマーニ」の標準服を今春の新1年生から導入する東京・中央区立泰明小学校の卒業生でプロレスラーの三州ツバ吉(47)が9日、スポーツ報知の取材に応じ、「アルマーニ制服」導入までに周囲が反対していたことを明かした。

 泰明小学校では和田利次校長が今春の新入生からイタリアの高級ブランド「アルマーニ」の標準服を導入すること決定。ただ、学校側が提案するものをすべてそろえれば約8万円と高額なことから様々な波紋を呼んでいる。

 1982年度に同校を卒業した三州は、「アルマーニ制服」の導入について「去年の秋ぐらいに話しが漏れてきました」と明かし、あまりの高額であることと1878年(明治11年)創立の同校にとって「伝統もあるし泰明には似合わない」とし一部のPTAと卒業生が導入に反対し、和田利次校長宛に文書を送ったという。こうした訴えに対し校長は12月ぐらいに「決定事項」であることと決まったことを覆せば「アルマーニから賠償金を取られる」などの理由で却下したという

 一方で三州は「和田先生は校庭でバーベキュー、盆踊りを行うなど新しいことを取り入れてくれているのでPTAには評判がいいんです」と明かす。その上で今回の問題を「泰明小は、区外から通学してらっしゃる児童も多いので、そういう方は納得している。一方で昔から銀座に住んでお子さんが通っている父兄は、銀座に愛着あるので複雑な思いを持っています。その辺りに父兄の中でも温度差があります」と指摘した。

 三州は卒業生として今回の問題を「公立小学校なので制服の値段は高いと思う。今までの服でいいと思います。ただ、新たな風を吹き込みたいという和田先生の思いも分かる部分はある。銀座で生まれ銀座で育ち、誰よりも人一倍、泰明小学校と銀座に愛着があるので、こういった形で母校が注目されて複雑です」と話していた。

 三州は07年11月に36歳でプロレスデビュー。以後、藤波辰爾が主宰する「ドラディション」、初代タイガーマスクが主宰する「リアルジャパン」など様々なリングに参戦。また、世界各国のマラソンにも挑戦している異色のプロレスラー。

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