山本太郎氏の質問に安倍首相「ゆっくり寝ております」

スポーツ報知

 自由党の山本太郎共同代表(43)は5日、参議院予算委員会で学校法人「森友学園」への国有地売却問題について、安倍晋三首相(63)に問いただした。

 山本氏は財務省の決裁文書の原本が昨年2月の問題発覚後に書き換えられたとの報道について「(改ざんが事実なら)内閣総辞職ものだが、認識は?」と質問したが、安倍首相は「仮定の話にお答えできません」。山本氏は「安倍政権の安全保障上の危機だ」と食い下がるも、「同じ答弁でございます」とかわされた。さらに「総理、最近眠れてますか?」と挑発したが、「おかげさまで、ゆっくり寝ております」と述べた。

 山本氏はテレビ中継されていることを意識したのか、省庁職員に向け「(安倍政権と)一緒に沈むつもりですか」などと演説。質問が長かったようで、財務省の太田充理財局長からは「ご質問の趣旨がどうしても分かりません」などと言われる場面もあった。

 財務省は6日までに文書が改ざんされたかどうかについて、調査の方針を示すとしている。

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