小学館、落書き問題「コロコロコミック」3月号の販売中止を発表…書店から回収、返金も対応 

スポーツ報知
元横綱・朝青龍

 小学館は6日、漫画雑誌「コロコロコミック」3月号を販売中止とすることを発表した。同誌に掲載された「やりすぎ!!!イタズラくん」で、モンゴルの英雄チンギス・ハーンの肖像画に男性器を落書きした場面があり、問題となっていた。

 同社は公式ホームページで「『コロコロコミック』3月号については、販売中止とし、書店様にすみやかな返品をお願いすることといたしました。また、『コロコロコミック』3月号をお買い上げいただいたお客様で返品を希望されるお客様に対しては、定価相当を返金いたします。その方法については、詳細が決まり次第、弊社ホームページ上に告知いたします」とのコメントを掲載した。

 同場面をめぐっては同国出身の元横綱・朝青龍が「あれ得ない!悲し涙!大好きな日本人がこんな風に」などとツイッターで画像付きで批判し、ネット上でも批判が相次いだ。さらに在日本モンゴル大使館も公式フェイスブックページに臨時代理大使名で抗議文を掲載するなど、波紋が広がっていた。

 同社では23日に公式ホームページで「モンゴルの英雄であるチンギス・ハーンに関する不適切な表現があったことにより、モンゴル国国民の皆様をはじめチンギス・ハーンを敬愛する全ての方々にご不快の念を抱かせましたことを、深くお詫び申しあげます。今後はかかる事態を起こさないよう、モンゴルの歴史・文化に関する知見を深め、一層の配慮をして参る所存です」と謝罪していた。

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