韓国で安倍首相人気、正恩氏を下回る

　韓国の世論調査機関・韓国ギャラップ調査研究所は１６日、周辺国首脳に対する好感度調査で、安倍晋三首相（６３）に「好感が持てる」と回答した割合が５％で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の１０％を下回ったと発表した。米国のトランプ大統領は２４％、中国の習近平国家主席が２９％、ロシアのプーチン大統領が１３％で、安倍首相は５人の中で最下位だった。

　また「好感が持てない」という答えでは安倍首相は８９％で、正恩氏の８３％を上回った。トランプ米大統領が６７％、習近平主席が６６％、プーチン大統領が６８％。安倍首相がトップとなった。

　調査は１３日から１５日までの３日間、１９歳以上の男女１００３人を対象に行った。

　安倍首相に対する数値は例年とほぼ変わっていない。北朝鮮の正恩氏が、非核化を宣言し、トランプ大統領との会談に応じる姿勢を示したため、好感度が上がったとみられる。北朝鮮態度の変化かどうかについての調査では５３％が「変化した」と答えた。３４％は「変わらなかった」答え、１３％は意見を留保している。