ＡＶ女優・麻生希被告、覚醒剤で逮捕　密売の可能性も

　関東信越厚生局麻薬取締部横浜分室が覚醒剤取締法違反（所持）の疑いで、アダルトビデオ（ＡＶ）女優の麻生希被告（３３、本名・島崎彩）を逮捕、起訴していたことが１７日、同部への取材で分かった。同居する交際相手の男（２７）も逮捕し、同罪で起訴した。ともに「覚醒剤を所持していたことは間違いない」と供述している。

　２人の逮捕容疑は２月２０日、マンションの自室で覚醒剤約５６グラムを所持した疑い。同部は麻生被告を２６日に逮捕、横浜地検が３月１６日、同罪で起訴した。

　捜査幹部によると、家宅捜索で２６袋に小分けされた覚醒剤約５６グラム（末端価格約３６０万円相当）、コカイン２０グラム、少量の合成麻薬「ＭＤＭＡ」、乾燥大麻、大麻ワックスなどの違法薬物を押収。ほかに計量器具なども見つかっており、同部は密売していた可能性もあるとみて裏付けを進める。

　麻生被告は２０１２年にデビュー。約６０本のＡＶに出演し、中国などでも人気だった。自身のツイッターでは逮捕２日前の２月１８日、勤務する派遣型風俗店に来店するよう呼び掛けており、「来週からは休み。来てね～」などと書き込んでいた。