佐川氏証人喚問、自殺した近畿財務局の男性職員遺族が怒りの声「ただのなれ合いでやっているだけ」

　２８日放送のフジテレビ系「とくダネ！」（月～金曜・前８時）で学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書の改ざん問題で、衆参両院の予算委員会の佐川宣寿前国税庁長官（６０）の証人喚問を特集した。

　番組では自殺した近畿財務局の男性遺族を取材。証人喚問を見た印象を遺族の男性は「もっと追及せぇと思ったな。証人喚問に緊迫がない。ただのなれ合いでやっているだけ」と明かし、女性は「あんまり意味なかった。それが一番ですね。はぐらかして終わり。どうして改ざんしたのか。昭恵夫人とか本当に真実を知りたかった。残念です」と声を落とした。

　佐川氏は証人喚問で男性職員へ「ご冥福をお祈りいたします」などと思いを明かしたが、遺族は「とってつけたつような感じ。本当にそう思っているなら、どうして本当のことを言えないのかな」と指摘し「本当に亡くなった人のことを思って発言して欲しかった」と打ち明けていた。