新国立競技場の敷地内公園を一部手直し、車用スペースを整備

スポーツ報知
建設中の新国立競技場

 日本スポーツ振興センター(JSC)は22日、2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場工事の一部見直しを発表。敷地内で公園として造成する予定だった場所を、ただのアスファルト舗装のみの平坦な状態で整備すると明らかにした。

 公園として作ってしまうと、五輪本大会での放送車用スペースが十分に確保できないことが理由。大会終了後に植栽やせせらぎなどを作り、公園として整備し直す。経費は約3億円減。関係者は「五輪組織委員会から要請があり、各所で検討した結果」と説明した。

 新国立の工事自体は、2月から屋根の設置工事を開始。「おおむね順調」(同関係者)で、当初の予定通り遅延なく進んでいるという。19年11月末に全工程が完成する予定だ。

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