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上西議員に見た、アパッチプロレスと共通する「悪目立ち上等」の手法

2017年8月21日17時39分  スポーツ報知
  • 上西小百合議員

 かつて「アパッチプロレス軍」というプロレス団体があった。「アパッチ」の名が示すとおりの“どインディ”。技術の確かさと、端からみてもメチャクチャな性格なんだろなというのが分かるほどの野武士集団だった。我が愛妻から「そんなことにカネを使うな」とテレビを含めたプロレス観戦禁止令が出るまでは、かなり拝見させていただいていた。

 この「アパッチプロレス」、その名を久々に耳にする機会があった。それも国会の議員会館。炎上クイーンの名をほしいままにする上西小百合衆院議員の事務所に行ったとき、秘書さんが「ワタクシ、プロレスの興行やってましてね。アパッチってやつなんですが…」と話し出したのだ。「理不尽大王」故・冬木弘道さんの系統を引く金村キンタロー、黒田哲広らが所属していたアパッチ軍。大学のゼミの一発目の飲み会で「冬木が棒読み口調で団員にクビを宣告するマネ」を敢行してドン滑りした私にとって、この秘書の経歴と「理不尽女王」上西氏の言動に妙なつながりを感じてしまった。

 上西議員の手法は、インディプロレスの王道中の王道。メジャー(普通の国会議員)に対抗すべく、とにかく目立って集客(世間の注目)を浴びるやり方を選択している。先月の浦和レッズサポーターへの悪口ツイッター事件もそう。その後の対応もすべて上から目線で「書いた内容に悪いとこなんてないっしょ?」と世のヒートをあおるのもそう。「悪目立ち」上等で、常に面白い展開を狙っているのだ。

 ちなみに私、上西議員から「インスタの私の写真、かわいいでしょ? 記事に出してくださいよー」というムチャな注文されたことがあった。「そんなんできるわけないでしょ」と突っぱねた上で「それにしても確かにこの写真カワイイですね、本人とまるで別人ですなぁ」と返答。すると「失礼な! 私は中の上のかわいさなんですから!」とプンスカされてしまった。

 上西氏の炎上には賛否…いや、否しかないと思う。ただ杉村太蔵さんしかり、何人も議員がいればたまにはこんな人も混ざってしまうものだ。アホらしいやりとりができる議員さんはめったにいないし、視聴者がウンザリしているのを分かっていながら、なお話題を振りまくような奇人は貴重だ。自分の税金が費やされると分かってますが、必要悪として存在価値はあると思っているんですが、どうでしょうかねぇ。(記者コラム 樋口 智城)

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