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小池都知事、12年前と変わらなかった“あの表情”とサービス精神

2017年10月8日16時0分  スポーツ報知
  • スポーツ報知のインタビューに応じた希望の党・小池百合子代表
  • 小池知事が05年9月にインタビューに答えた際のスポーツ報知紙面

 小池百合子都知事のインタビューに同席した。2005年の小泉政権時、現職の環境大臣ながら“刺客”として東京10区に出馬を決め脚光を浴びてから12年。新党「希望の党」代表として、再び時の人になっている小池氏を前にして、12年前の単独インタビューの時の“あの表情”を思い出した。

 ファッションセンスともに頭の回転もいい人だ。会見でも通り一遍の質問なら、例え嫌な質問でも、受け流すように涼しい笑顔で簡単に答える。だが、会見と違って単独インタビューなら続けて畳みかけて質問することが可能になる。

 上品で冷静な雰囲気を醸し出しているが、元々は喜怒哀楽がはっきりしている人だと思う。12年前にインタビューした時「落下傘候補として選挙に落ちたら、大臣のイスはどうするんですか?」と聞いたら、若干ムッとして「辞めますよ。民間大臣ってありえないでしょ?」と挑発に乗ってくれた。ここぞとばかりに「小泉首相と結婚のウワサもありますが…」と追加してみると「バカバカしい!」と怒ってくれた。周囲のスタッフも凍り付く怖い顔だったが、面白いインタビュー記事が出来上がった。

 先日のインタビューでも政策面や“二足のわらじ問題”については流ちょうに答えていたが、同席の先輩記者が「安倍首相のことは好きなんですか」と聞くと、何をバカなことを…といわんばかりのあきれた表情に。インタビュー中にもかかわらず、アイパッドで何か確認し始めた。

 不機嫌にさせてしまったのか…。が、取材対象が感情的になれば、ガードが下がって本音を漏らす可能性もある。こちらが聞きたかったのは「女性初の総理になりたいか」「ユリノミクスが『尿分析』という意味だと知っていたか」の2つ。涼しい笑顔で「今の段階ではお答えできません」なんて言われてしまったらあまりに寂しい。やや不機嫌になった小池知事にここぞとばかりにこの2点を聞いた。

 総理の件については「(目標に)入っていません。いつまで生きるか分からないし。都政をきちんとやらないと」と明確に否定。尿分析については「アハハハー。ユーリーンというのは英語で尿ですよね」と大爆笑してくれた。残念ながらインタビューはそこでタイムアップ。

 短時間のインタビューではあったが、喜怒哀楽を見せてくれた。サービス精神は12年前と同じく健在だった。(元政治担当・浦本将樹)

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