•  スポーツ報知のWebサイト限定コラムがスタートしました。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

「冬ソナ」で10年以上前から知っていた!? 平昌の「強風問題」

2018年2月16日16時0分  スポーツ報知
  • 「レジェンド」葛西も悩まされた平昌の天候

 連日、熱戦が繰り広げられている平昌五輪。寒さが心配された開会式は無事に終了したものの、「強風問題」は、競技のスムーズな進行を邪魔している。10日のスキージャンプ・男子ノーマルヒルは途中、何度も中断され、競技終了は日付をまたいでしまった。スノーボードの女子スロープスタイルなど、日程が変更された競技もある。

 その平昌、風が強い土地であることを記者は10年以上前から知っていた。2004年に日本で最初に放送され、韓流ブームのきっかけとなったドラマ「冬のソナタ」に“答え”があったのだ。

 「冬ソナ」で平昌は、物語の前半に登場する。ヒロインのユジン(チェ・ジウ)が、高校時代の恋人・チュンサン(ペ・ヨンジュン)と生き写しのミニョン(ペ二役、後に同一人物と分かる)と共に仕事をする場所として描かれた。主なロケ地は、ジャンプなどの会場であるアルペンシア・スキーリゾートに隣接し、アルペンスキー回転・大回転の会場となっている龍平(ヨンピョン)リゾート。同所のホテルやスキー場などが撮影に使われている。

 ドラマでは、ユジンとミニョンが仕事のためロープウェーで山頂に向かうのだが、2人が戻る前に運休してしまい、山頂にある小屋に置き去りにされてしまう。その運休の理由が「強風のため」なのだ。確認のために先日、DVDを見直したが、ロープウェーの係員に状況を聞いたミニョンの部下が「風による運休はよくあることらしい」と話すシーンもあった。

 また、龍平のスキー場が映し出される場面では、夜になると人工降雪機がフル稼働しているところが何度も出て来る。今回の五輪では事前に雪不足が不安視されていたが、何のことはない、当時から雪は少なかったのだ。もし、「冬ソナ」が韓国と日本だけでなく、世界中でヒットしていれば、平昌が五輪会場に選ばれることは無かったかもしれない―というのは言い過ぎか。(記者コラム・高柳 哲人)

コラム
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ