福山雅治が東阪ドームツアー最終公演、今年も12月に「大感謝祭」開催へ

スポーツ報知
東京ドームで東阪ドーム公演のファイナルを迎えた福山雅治

 歌手で俳優の福山雅治(49)が27日、東京ドームで東阪ドームツアー(全4公演)の最終公演を行った。

 4万5000人のやまない手拍子。愛称の「ましゃ」コールが響いた。熱気が充満する中、「圧倒的なドーム感、圧倒的なファイナル感を届けていきたい。1つになっていきましょう!」と何度も呼びかけた。

 センターステージには、重さ2.9トンの照明機材を抱えて浮かぶ巨大バルーン「徹子さん」を初めて導入した。命名理由について、福山は「昨日(26日)、黒柳徹子さんがお越し下さって『私の(髪形の)タマネギみたいね』と仰っていたから」と説明。「タンクローリー1台分のヘリウムガスで浮かせています。少しでも、あなたたちに近付こうと。大団円で迎えられるように、このようなシステムを取り入れました」と意図を明かした。

 昨年12月の恒例の年末ライブ「福山 冬の大感謝祭 其の十七」から始まり、休む間もなく1月から3年ぶりの全国アリーナツアーに突入。5か月間で全37公演、51万5000人を動員した。

 この日はその集大成とも呼べるパフォーマンス。“ドーム仕様”で過去最大の15人のバンド編成を組んだ。ダブルアンコールを含め、約3時間、劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」の主題歌「零 ―ZERO―」、日本テレビ系「正義のセ」(水曜・後10時)の主題歌「失敗学」、「少年」「明日の☆SHOW」など25曲で力強い歌声を響かせた。

 アリーナツアーでは「新曲をいかに届けることができるか」をテーマに挑んだ。「アルバムがライブによって作られている。これは今までにない大きな特徴です」。未発表曲「暗闇の中で飛べ」「Pop star」を披露したが、各公演の度にコーラスを足したり、ギターやリズム周りの音を変えたり、試行錯誤しながら楽曲のモデルチェンジを図ってきた。より良いものを届けたい、そのために一切妥協はしない―、福山が進化し続ける理由がそこにある。

 「Peach!」の歌唱中には、今年も12月に「福山 冬の大感謝祭」(パシフィコ横浜展示場ホール)を開催することを発表した。「今年は終わらないですよ。まだまだ始まったばかりという思い」。40代ラストイヤー、さらに音楽活動を加速させていく。

芸能

×