【巨人】坂本勇、岡本と地方での打線引っ張る!5~7回高打率、中押し打狙う

スポーツ報知
地方球場でも高打率をマークする坂本勇

 巨人の坂本勇人内野手(29)と岡本が、22日からの広島2連戦(宇都宮、ひたちなか)で打線の起爆剤になる。勇人は20日のDeNA戦(東京D)でプロ初の4三振を食らうなど2試合連続無安打だが、今季3試合続けて沈黙したことはない。岡本も地方球場では打率5割を記録。同じく4割の坂本と2人で打線を引っ張る覚悟だ。

 坂本は現在、打率3割4分1厘でリーグ3位につけている。先頭打者で迎える初回の打率も3割4分3厘と高いが、イニング別では、6回の5割5分が今季の自身最高。5回の3割8分9厘や7回の4割など試合中盤、終盤で高打率をマークしている。今季の対広島は1勝4敗。4~6回の投手陣の失点は計4点と他の4球団(DeNA11、中日11、阪神8、ヤクルト16)に比べて少ないが、得点も4点(DeNA15、中日25、阪神21、ヤクルト20)と一番少ない。坂本が「チームとして1点でも多く、と思ってやっている」と言うように、先取点はもちろんだが、中盤にリードを広げて終盤へ持ち込むことが鍵だ。

 もう一人のキーマンが岡本だ。地方球場では5戦20打数10安打で、坂本を上回る打率5割をたたき出している。「たまたまです」と謙遜するが、「(昨季は)ファームでも地方では打っていました」と自信はあるようだ。昨年6月3日の2軍ロッテ戦では、ひたちなかでソロ本塁打。20日のDeNA戦では9回に意地の一発を放つなど勢いもあり、上位で作ったチャンスを一掃することが求められる。

 首位・広島とは4・5差で、これ以上離されるわけにはいかない。「(得点を)取るべきところで取っていけば試合を優位に進められる」と坂本。シーズンもまもなく中盤にさしかかり、ここが踏ん張りどころだ。(尾形 圭亮)

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