【侍大学】初Vの世界大学選手権から帰国、河合主将「1人1人が役割を果たすことができた」

スポーツ報知
優勝会見を行った大学日本代表の(左から)明大・伊勢大夢、慶大・大久保秀昭監督、慶大・河合大樹、早大・加藤雅樹

 第6回世界大学野球選手権(台湾・嘉義)に日本代表として出場し、悲願の初優勝を飾った東京六大学選抜が16日、帰国。羽田空港で優勝会見を行った。6度目の挑戦での初優勝に、主将を務めた河合大樹外野手(慶大4年)は「日本を背負う中で、1人1人が役割を果たすことができた。優勝できてキャプテンとしてうれしい」と充実した表情を見せた。

 台湾との決勝戦に先発した伊勢大夢(明大3年)は、7回を6安打1失点と好投。2次リーグの韓国戦でも完封勝利した右腕は「各大学のエースが集まる中で、点を取られたら代えられる、と思って持ち味である粘りの投球ができるように頑張った」。6戦全勝で優勝したチームの大黒柱として、躍動した。

 2020年の東京五輪では、野球が正式種目として08年の北京五輪以来復活することが決まっている。今大会の意義について、指揮を執った大久保秀昭監督(49)は「20年以降、野球がどう進んでいくかを思いながらやってきた。今回、選手は世界に目を向ける経験が出来た。それをチームに持ち帰って、誇りを持ちながら野球の魅力、価値を発信していってほしい」と期待を寄せた。

 大会出発前の今月3日に誕生日を迎えた大久保監督は、ナインからサプライズで誕生日ケーキと写真盾をプレゼントされていた。「優勝写真を飾って下さい」との願いを込めてのものだったが、「そのことは忘れてました」と苦笑い。しかし「いろんな大学の選手から胴上げしてもらったので、その写真を飾りたいです」。最高の瞬間を捉えた写真を入れ、思い出の品とすることを明かした。

野球

×