女子右腕・島野愛友利が2戦連続完投勝利で決勝 元巨人・宮本和知さん絶賛

2018年8月16日20時19分  スポーツ報知
  • 大淀ボーイズの女子選手・島野は3失点完投で勝利に貢献

 ◆第12回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ<第4日>(16日・読売ジャイアンツ球場) 大淀ボーイズ6―3弘前聖愛リトルシニア

 大淀ボーイズは女子選手右腕・島野愛友利が被安打10ながら3失点完投勝利で弘前聖愛リトルシニアを6―3で破り、決勝進出を決めた。

 最後の打者をピッチャーゴロに打ち取ると、帽子の後ろから出ているポニーテールをなびかせながら、2試合連続完投勝利の島野愛友利は、ナインと喜びのハイタッチを繰り返した。

 2回戦ではリトルシニア日本選手権3位の江戸川中央リトルシニアを2失点完投勝利。東京ドーム行きがかかる準決勝のマウンドを託された。しぶとく食らいつく弘前聖愛リトルシニア打線に10安打3失点の粘投。「今日は立ち上がりは良かったが、最後は勝てると思った甘さが出た」最終回の2失点に反省を忘れなかった。直球は110キロ台ながら、鋭いカーブとチェンジアップを交えた巧みな投球を見せた。テレビ中継の解説を務めた宮本和知さんも「ブレーキのかかったカーブが素晴らしい」と試合後は本人に直接、賛辞を送った。

 チームではただ1人の女子選手ながら背番号1をつける。小林将起監督は「ウチのチームのエース。2連続完投はすごいですね」と絶賛。山下来球主将も「本当にすごいです。バックもしっかり守ります」と無失策、2併殺と隙のない守備で盛り上げた。

 長兄・凌多(20)は大阪桐蔭高で甲子園出場、次兄・圭太(16)は履正社高で甲子園を目指す野球一家で育った。「東京ドームに行ってくれ」とのメッセージを受け、大淀ボーイズ出身の2人の兄が実現できなかった中学硬式野球の頂点まであと1勝にせまった。

 決勝は投球回数制限(2日間で10回)のため、登板できるのは3回のみだが、「最初で最後の東京ドームだと思うのでチーム一丸で良い結果を持って帰りたい」。神戸弘陵高に進学後は女子野球を続ける右腕は、中学野球の集大成をVで締めくくる。

アマ野球
今日のスポーツ報知(東京版)