【東都】東洋大・上茶谷、新球カット収穫7回2失点で開幕戦白星

スポーツ報知
7回2失点で勝利投手となった東洋大・上茶谷

◆東都大学野球第1週第1日 東洋大4―3立正大(1日、神宮)

 4連覇を目指す東洋大がドラフト1位候補リレーで立正大を振り切り、開幕白星を挙げた。最速152キロ右腕・上茶谷(かみちゃたに)大河(4年)が夏に覚えたカットボールを武器に7回2失点。最速159キロ右腕・甲斐野央(ひろし・4年)が2回1失点でしのいだ。駒大のドラフト候補のサイド右腕・白銀(しろがね)滉大(4年)は8回途中から無失点救援。逆転で中大に先勝した。

 東洋大は春に1試合20Kのリーグ記録を誇った上茶谷が進化を示した。最速145キロながら、夏に習得した130キロ台中盤のカットボールが効いた。「指のかかりがよく、1球1球曲がりも違う。空振りも取れた。引き出しが増えた以上の収穫があった」。4回まで完全投球で6三振を奪い、7回3安打2失点。12球団のスカウトが視察し、楽天・仁村スカウト部副部長は「大学生で完成度は一番だし、今が成長期」と目を細めた。

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