室蘭シャークス、日本選手権出場へ“逆王手”

2018年9月24日6時55分  スポーツ報知
  • 延長10回無死一、二塁でサヨナラ中前打を放つ室蘭シャークス・小屋畑

 ◆社会人野球日本選手権北海道予選 第3日 室蘭シャークス(2勝1敗)4x―3JR北海道クラブ(2勝1敗)=延長10回タイブレーク=(23日・札幌円山)

 室蘭シャークスが2連勝を飾り、5年ぶりの本大会(11月開幕、大阪・京セラドーム)出場へ逆王手を掛けた。JR北海道クラブに延長10回タイブレークの末、4―3でサヨナラ勝ち。4番・小屋畑尚哉主将(30)=道都大出=が、サヨナラ中前打で決着をつけた。これで、JR北海道クラブと共に2勝1敗。24日の午前10時から札幌円山で代表決定戦が行われる。

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 崖っぷちの室蘭シャークスが、“奇策”で苦境を打ち破った。無死一、二塁から始まる延長10回タイブレーク。カウント1―1で迎えた4番・小屋畑が、バントの構えからバスターを強行した。打球はバントシフトを敷いていた相手二遊間の間を抜ける中前サヨナラ打。仲間に手洗い祝福を受けた主役は「本当によかった」と、表情を緩めた。

 打席に入る直前、小屋畑は「相手守備が前に出てきたら打っていいですか?」と、磯貝剛監督(36)に確認していた。セオリーなら併殺を恐れて手堅く送る手もあったが、相手守備陣は初球から続けてバントシフト。犠打を誘う投手の球も通常より甘いことを確信し、小屋畑は「思い切っていけた」と迷いなく、真ん中高めの直球を振り抜いた。

 21日の初戦は創部半年の北海道ガス相手に2―3で敗戦。小屋畑も3打数無安打に終わり、7回1死二塁の好機で代打を送られた。試合後は野手だけで緊急ミーティング。首脳陣からゲキを飛ばされ、勝利への執念を再確認してきた。一時は土俵際に立たされたが、執念の2連勝で24日の代表決定戦に持ち込んだ。「3連勝して室蘭に帰る」と小屋畑。5年ぶりの本大会切符は、譲らない。(清藤 駿太)

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