【六大学】早大・小島 5球団熱視線のなか、4安打完封

スポーツ報知
2戦連続完封勝利を挙げた早大・小島

◆東京六大学野球 第4週第1日 早大4―0東大(1日・神宮)

 早大は、プロ志望届を提出したエース左腕の小島和哉(4年)が4安打8奪三振で、9月24日の立大3回戦から2試合連続完封勝利。リーグ戦通算21勝目を挙げた。

 9回2死一、三塁で最後の打者を右飛に打ち取ると、小島は表情を変えることなくマウンドを降りた。リーグ戦自身3度目の完封勝利を挙げ「変化球で打たせて取れた。完封できて良かった」と淡々と振り返った。

 台風余波にも動じなかった。普段は登板2日前のブルペン入りがルーチンだが、今カードは台風24号の影響で2日続けて順延したため、試合前日に60球ほど投げて調整。「(2日流れるのは)大学では初めて。調整が難しかった。調子が悪い中でどう抑えるか。試合の中で、投球の調子を考えて(配球を)組み立てられるようになった」と収穫を口にした。 4人態勢のDeNAなど、5球団のスカウトが熱視線。この日、プロ志望届を提出したエースは「今は自分の進路よりもリーグ戦。早大の主将として、エースとして最後までやり切りたい」と浮かれる様子はなかった。(森下 知玲)

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