【神奈川大学】今季限りで勇退の横浜商大・佐々木監督 ラストゲームを飾れず

2018年10月7日18時39分  スポーツ報知
  • 35年間の監督生活に別れを告げ、ナインに胴上げをされる横浜商大・佐々木監督

  ◆神奈川大学野球第6週第2日 ▽神奈川工大4―2横浜商大(7日・横浜スタジアム)

 今季限りでの勇退を表明している佐々木正雄監督(70)率いる横浜商大は、神奈川工大に連敗を喫して勝ち点を落とし、4勝6敗1分けの勝ち点2で今季の全日程を終了。84年に就任して以来、35年間にも及んだ監督生活にピリオドを打った。

 ラストゲームでも、勝利に対する執念は最後まで衰えなかった。佐々木監督は審判の判定に疑念を抱くと、ベンチを飛び出して猛抗議。慣れ親しんだハマスタに怒声を響かせた。ナインも指揮官の闘志に鼓舞され、3点を追う9回2死から連続長短打で1点を返す意地を見せたが、反撃もここまで。最終戦を勝利で飾ることはできなかった。

 試合後、佐々木監督は親族にねぎらいの花束を贈られ、ナインからは胴上げをされた。「グラウンドで花束をもらえるなんて幸せなこと。やりとげたというか、すがすがしい気持ち」と、うっすらと涙を浮かべた。

 試合は適時失策で決勝点を献上するなど、ミスや四球が失点に絡んでの敗戦だった。それでも「うちはこれからのチーム。野球道を通じて、人生の勉強をしてほしいね」。西林輝一主将(4年)を故障で欠き、スタメン全員が3年生以下という若いチームながら、10戦全敗で創部初の最下位に沈んだ今春から、夏の厳しい練習をへて勝ち点2を挙げるまでに成長したナインのさらなる飛躍に期待を寄せた。

 35年間の監督生活で、無名だった横浜商大を一から鍛え上げ、リーグ優勝は6度。阪神・岩貞、山崎憲、楽天・西宮ら9人の教え子をプロの世界に送り込んだ。今後は、監督に昇格する井樋(いび)秀則助監督(56)を総監督としてバックアップしていくほか、OBの野本健二氏(29)が新たにコーチに就任する予定。

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