【六大学】明大・森下暢、1失点完投 カーブ悔やむ

スポーツ報知
明大のエース森下暢仁

◆東京六大学野球 第5週第3日 明大2―1東大(8日・神宮)

 明大は来秋ドラフト上位候補のエース・森下暢仁(まさと、3年)が、8回まで無安打投球を見せるなど1安打1失点完投で今季3勝目。2勝1分けとし、チームは今季3カード目で初の勝ち点を挙げた。東大は好投したエース左腕・小林大雅(3年)を打線が援護できず、98年春から42季連続最下位が決まった。

 大記録どころか、リーグ戦初完封すら逃した。森下暢は最速152キロの直球にカーブで緩急をつけ、8回まで無安打投球。だが9回、先頭打者に甘く入ったカーブを左前にポトリと落とされると、2四球なども絡んで1点を失い、なお2死一、三塁のピンチ。最後の打者を8個目の三振に仕留めたが「なんであそこでカーブを投げてしまったんだろう。野球って難しいなって思いました」。1安打完投勝ちも笑顔はなかった。

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