【東都】亜大・頓宮、ドラフト候補対決で2発!12球団スカウトに猛アピール

スポーツ報知
8回、この日2本目の本塁打となる3ランを放った亜大・頓宮はガッツポーズ

◆東都大学野球 第6週第1日 亜大5―1国学院大(9日・神宮)

 亜大の頓宮(とんぐう)裕真捕手(4年)が、国学院大のエース右腕・清水昇(同)から2本塁打を放ち、ドラフト候補対決を制した。4回に逆転2ラン、8回にはダメ押しの3ランで全5得点をたたき出し、視察に訪れた12球団スカウトに猛アピールした。

 逆方向へ押し込んだ頓宮の打球は、グングンと伸びて右翼席へ吸い込まれた。「みんながつないでくれた。1回も狙って(本塁打を)打ったことはない。シャープに振った結果」。1点リードの8回2死一、二塁。大学日本代表で共に戦った右腕・清水の外角直球をとらえ、この試合2本目となる4号3ランとなった。

 主砲の意地だった。先制を許した直後の4回1死二塁から、外角スライダーを中越えへ逆転2ラン。4番・鎌仲純平にソロを浴びた直後の“お返し弾”に「4番に打たれていたので、やり返してやろうと思っていた」。5日の立正大2回戦でも、V3ラン。2試合連続決勝アーチだ。

 今春リーグ戦で5発、今季は7戦で5安打中、本塁打4発と好調。10日にもプロ志望届提出者として公示される主将は「打つべき人が打たないと勝てない。勝つことだけを意識している」。今季初の勝ち点奪取へ向け、気合を入れ直した。(青柳 明)

 ◆頓宮 裕真(とんぐう・ゆうま)1996年11月17日、岡山・備前市生まれ。21歳。伊部小1年から野球を始める。備前中では瀬戸内マリナーボーイズに所属。岡山理大付高では1年秋から4番・捕手で通算24本塁打も甲子園出場なし。亜大では1年春から正捕手で2度のベストナイン。今春リーグ戦では一塁も兼任し、大学日本代表でも捕手登録ながら「4番・一塁」。182センチ、100キロ。右投右打。

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