【首都大学】東海大が71度目の優勝…平山快、初満塁弾で3冠王

スポーツ報知
ナインの手で胴上げされる東海大・平山快

◆首都大学野球秋季リーグ戦最終週最終日 ▽東海大10―4武蔵大(14日・浦安市運動公園)

 東海大が武蔵大に連勝し、勝ち点4で並んだ筑波大を勝率で上回り、逆転で2季連続71度目の優勝を決めた。プロ注目の4番・平山快一塁手(4年=東海大相模)は、満塁弾を含む3安打4打点と活躍。打率4割3分2厘、3本塁打、12打点でリーグ史上12人目(13度目)の3冠王を獲得した。

 豪快に振り抜いた。3回1死満塁で、平山快は高めのチェンジアップを左翼席に運んだ。リーグ戦通算12号は、自身初のグランドスラム。「ランナーをかえすのが自分の仕事。チャンスで回してくれたみんなのおかげ」と主将。春秋連覇をたぐり寄せる一発を含め、3安打4打点の大活躍だ。チームを2季連続71度目の優勝に導き、笑顔があふれた。

 3冠王は、巨人から来季監督の正式要請を受けている原辰徳氏(60)ら過去11人しか達成していない偉業だ(原氏は2度記録)。「ずっと狙っていたし、今日も3冠王が近いことが分かって試合に臨んでました」と、胸を張った。

 プロ志望届は提出済み。ドラフト当落線上だが、最高の形で最後のリーグ戦を締めくくった。「自分がアピールできることはできました」。長打力に勝負強さを兼ね備えたスラッガーは、人事を尽くして天命を待つ。(片岡 泰彦)

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