【関西学生】立命大・辰己、リーグ最多安打逃す「打っていれば男でしたね」

スポーツ報知
8回1死、内野安打を放つ立命大・辰己

◆関西学生野球 ▽3回戦 立命大11―2同大(22日・わかさスタジアム京都)

 立命大が同大を下して勝ち点4とし、2位で今季を終えた。立命大のドラフト1位候補・辰己涼介(4年)は2安打でリーグ通算122安打としたが、リーグ記録の123安打には届かなかった。最優秀選手は近大の佐藤輝明(2年)、最優秀投手は近大の林山太洲(2年)が選ばれた。

 リーグ記録に及ばなくても、充実した表情だった。立命大の辰己は2安打2打点でリーグ通算122安打。関学大・田口壮(現オリックス1軍野手総合兼打撃コーチ)の123安打には一歩届かなかったが「4年間の全てを出し切った。すがすがしい気持ち」と笑った。

 9回2死一塁。リーグ記録に王手をかけた大学最後の打席でも楽しんだ。「最後に本塁打を打てば格好いい」と直球に絞り、初球を振り抜くと決めていた。116キロのチェンジアップに二ゴロに倒れたが、「123安打にこだわりはなかった。打っていれば男でしたね」と悔いはなかった。

 今季は自身初の首位打者と3季連続4度目のベストナインを獲得。全12球団から調査書が届いた逸材は「(どの球団でも)大丈夫。期待を込めて祈っています」と25日のドラフト会議の結果を待つ。(牟禮 聡志)

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