JR東日本東北・加藤、JX―ENEOS・小林との“同門対決”「楽しみ」

2018年11月1日5時55分  スポーツ報知
  • 日本選手権での力投を誓うJR東日本東北・加藤

 社会人野球日本選手権(京セラドーム大阪)が1日、開幕する。東北勢で唯一出場するJR東日本東北(宮城)は、5日の1回戦(午後11時開始)でJX―ENEOS(神奈川)と対戦。東北最終予選で3連投してMVPに輝いた加藤弦投手(23)=富士大=は、大学でバッテリーを組んでいたJX―ENEOS・小林遼捕手(23)との“同門対決”を楽しみにしている。

 対戦相手のチーム名よりも、その名前が先に出た。日本選手権の意気込みを問われたJR東日本東北・加藤は「楽しみですね。小林がいるので」。強豪・ENEOS打線よりも、富士大でバッテリーを組んだ小林との対戦が待ちきれない様子だ。組み合わせ決定後、小林からすぐに「楽しみだな」と連絡がきたという。昨年の北東北大学野球リーグ戦では、春も秋も優勝決定時、マウンド付近で誰よりも早く抱き合い喜んだ“女房役”との勝負となる。

 連投を辞さないタフネスぶりが売りだが、春先は大学との調整法の違いなどに苦しみ、調子が上がらなかった。だが6月の都市対抗予選敗退後の徹底した走り込みで下半身を鍛え、「監督やコーチから、力まずに力のある球を投げる感覚を教えてもらった」(加藤)と夏場から急成長した。

 8月の日本選手権東北最終予選では1回戦・TDK戦は3失点完投、準決勝・七十七銀行戦は救援登板、決勝・きらやか銀行戦は1失点完投と3連投。3年連続19度目の出場に貢献し、MVPに選ばれる活躍をみせた。西村亮監督(44)は、昨年1回戦で大会史上初の完全試合を達成した西村祐太の名前を挙げ「加藤(右腕)と西村(左腕)の2枚看板でいければ」と投手陣の中心として期待を寄せている。

 チームは大会に向け、10月26日に宮城を出発。31日もオープン戦を行うなど、関西で実戦を交えながら調整し、初戦に臨む。昨年大会は1回戦で西村が大活躍するも、続く2回戦で敗れた。加藤は「2回戦以上はいきたい。予選みたいな形で、先発でも後ろ(救援)でも準備している」と気合十分。社会人では初の全国舞台で同期を抑え込み、白星を引き寄せる。(有吉 広紀)

 ◆加藤 弦(かとう・げん)1995年9月23日、神戸市生まれ。23歳。小2で野球を始め、櫨谷(はぜたに)中では軟式野球部に所属。八重山商工から富士大に進む。4年時は春、秋ともにリーグ戦MVPとベストナイン受賞。リーグ通算9勝。180センチ、76キロ。右投左打。家族は両親と兄2人。

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