【関東地区大学野球選手権】創価大の来秋ドラフト候補右腕・杉山が、意地の4連投で7年ぶりV導く

2018年11月1日18時16分  スポーツ報知

 ◆関東地区大学野球選手権決勝 ▽創価大3―2筑波大(1日・横浜)

 創価大(東京新大学2位)が筑波大(首都大学2位)に競り勝ち、7年ぶり4度目の優勝を決めた。1回戦からの4連投でラスト2イニングを締めた来秋ドラフト候補の154キロ右腕・杉山晃基(3年=盛岡大付)が、最優秀投手賞を受賞した。

 エースが存在感を発揮した。1点差に迫られた直後の8回。3番手で登板した杉山は、先頭打者を歩かせながらも後続を断つと、9回も2死から左前安打を浴びたが、連打は許さなかった。2回を1安打1四球で無失点。「疲れは全然なくて、連投じゃないんじゃないかと思うくらい、いつもと同じように投げられました」と涼しげに振り返った。

 ハートは熱く燃えていた。先発した前日(10月31日)の準決勝・上武大戦。同点とされた6回途中、続投を志願したが、降板を命じられ、ひそかに反抗した。岸雅司監督(63)が言う。「アイツ、ボールを握ったまま、渡さなかったんですよ」。

 実は昨年の同大会、今年とまったく同じ準決勝の上武大戦で杉山はKOされていた。その悔しさは、指揮官も痛いほど分かっていた。だからこそ、最後はエースで締めると決めていた。「きのうは途中で代えてたし、きょうは杉山を投げさせたかった。いい形でつなげたし、杉山も気持ちが出てたね」と目を細めた。

 創価大の明治神宮大会出場は2年連続11度目。そのうち、05年に関東地区大学選手権が始まってからは7度目だが、東京新大学リーグ2位から勝ち上がって出場権を勝ち取ったのは今回が初めて。岸監督は「リーグ戦で負けて、『ここからドラマを作ろう』と話していた。選手たちが負けじ魂を発揮してくれた。負けるが勝ち、だね」と、にんまりだ。

 4番を打つ山形堅心一塁手(3年=明徳義塾)が、大会新記録の個人通算8安打と同タイ記録の3本塁打をマークして最優秀選手賞に選ばれるなど、打線も活発。杉山は「今大会みたいに一戦ずつ勝ち上がって、全国でも優勝したいです」と目を輝かせた。

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