“糸井2世”の佐藤が決勝アーチ 近大が12年ぶりの勝利

スポーツ報知
4回無死、左越えに先制のソロ本塁打を放った近大の2年生4番・佐藤輝明は三塁塁上で吠える

◆第49回明治神宮野球大会第2日 大学の部1回戦▽近大2―1筑波大(10日・神宮)

 近大(関西5連盟第1代表)が筑波大(関東5連盟第2代表)を破り、前回出場した2006年以来、12年ぶりの勝利を挙げた。近大OBで阪神の糸井嘉男外野手2世とも呼ばれる佐藤輝明三塁手(2年)が、4回に逆方向の左翼に決勝ソロをたたき込んだ。「うまく打てた。神宮でヒットを打ったことがなかった。1本出て、しかも本塁打だったので、すごくうれしい」と喜びをかみしめた。

 エース左腕の小寺兼功(4年)が7回無失点11奪三振に抑え、村西良太(3年)との継投で逃げ切った。小寺は「調子は良かった。低めに集まってくれたのが、三振という形になった」と、充実感を漂わせた。

 今ドラフトでは指名漏れしたが「切り替えはできている。社会人で野球をさせてもらうので、ステップするために締めの大会は大事。(関西国際大との)関西勢で上の方まで行ければ」と、意気込みを示した。

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