近大、代役捕手・井町で完封リレー 初の関西勢2校が4強

スポーツ報知
5回から救援登板し、5回を無安打無失点に抑えて試合を締めた近大の2番手左腕、鷲崎淳(右)は捕手の井町(左)とタッチ

◆明治神宮野球大会第4日 ▽大学の部・準々決勝 近大1―0東日本国際大(12日・神宮)

 公式戦出場が4試合目の近大・井町大生(だい)が好リードで4安打完封リレーを演出した。10月下旬に正捕手の川上翔大(4年)が右手親指を骨折。代役捕手の2年生は「一日でも長くやれば川上さんが出場できるかもしれない。川上さんにつなぐ気持ちでやっている」と勝利を喜んだ。

 2回1死一、三塁で「仕掛けてくるかもしれないと思って外した」とスクイズを読んでウエスト。三塁走者をアウトにした。大阪・履正社高時代は現ヤクルト・寺島とバッテリーを組んで3年夏の甲子園で2勝。大舞台での経験を生かした。

 関西国際大に続く4強入り。関西勢2校出場となった05年以降、2校ともにベスト4は初めてで、田中秀昌監督(61)は「関西の大学野球が低迷している中で意地を見せた。理想は決勝で関西対決」と声を弾ませた。(伊井 亮一)

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