東都が大改革着手へ 1日3試合 タイブレーク制導入も検討
スポーツ報知
東都大学野球連盟は28日、都内で監督会を行い、来春から神宮球場の1部リーグ戦の日程を再編し、毎週全6校が登場して1日3試合ずつ行い、5カードを全5週で消化することで合意した。リーグの活性化が目的で、12月5日の理事会で承認を得て正式に決定する。またタイブレーク制の導入も前向きに検討している。
同連盟は平日開催とあって、全国トップレベルの実力に反して観客席が寂しいのが悩みの種だった。瀬尾事務局長は「今回の狙いは、第3試合をナイターで行うこと。そうすれば、お客さんももっと入るんじゃないかということです」と説明した。東京六大学リーグとの兼ね合いで日程消化が難しく、開催日を少なくしたい面もある。
第1試合の開始時間は前倒しせず現在と同じ午前11時とし、第3試合は午後5時開始をメドとしている。タイブレーク制の導入も話し合われた。この日は結論は出なかったが、監督会の幹事長を務める亜大・生田監督は「いろんな案があるが、時代の流れとして致し方ないこと。まずやってみて、何かあれば改善すればいい」。来年1月に行われる監督会で最終決定し、早ければ来春から導入する。
また、プロ併用日は設けない方向。来年の4月16~18日は、ヤクルト・阪神戦が16日は松山、17、18日は神宮で行われるが、この場合、16日の火曜日に1回戦3試合、2日空けて19日の金曜日に2回戦3試合を行うことになる。ヤクルト戦が予定されている週は予備週となる見込み。
従来は1日2試合ずつ行い、残る2校は試合がない(空き週)形態で、全8週で各校が5カードを消化していた。