富士大・丹野、西武入りの先輩・佐藤の穴埋める「チームの勝利に貢献する打撃を」

スポーツ報知
トス打撃をする富士大・丹野

 北東北大学野球リーグ戦10連覇中の富士大で、丹野涼介内野手(3年)=北海=が先輩の穴を埋める活躍を誓った。昨秋のドラフト7位で西武に入った佐藤龍世内野手(22)とは、高校・大学とともにプレー。佐藤のようにチームを助ける存在になる。

 今年は自分が頼れる存在になると、力強い口調で言い切った。「(佐藤)龍世さんと比較するのではなく、自分のできることをやって近づいていければいい」。昨年は主に5番に入りリーグ戦10連覇に貢献。3番の楠研次郎外野手(22、現東京ガス)、4番の佐藤と2人の4年生が抜けた今年、丹野が打線の軸になる。

 佐藤とは一緒にトス打撃をするなど多くの時間を過ごし「下半身の使い方などを教えてもらった。(昨年は)龍世さんの助言があったから打てた」と話す。今年は守備位置も、右翼から佐藤が守った三塁に変わった。技術だけでなく、勝負に向かう姿勢など感じ、得たことを生かしていく。

 チームは4月20日開幕のリーグ戦に向け、現在関東遠征中だ。「思い切りよく振って、チームの勝利に貢献する打撃をみせたい」と意気込む丹野が、攻守ともに偉大な先輩のような中心的役割を担っていく。(有吉 広紀)

 ◆丹野 涼介(たんの・りょうすけ)1998年2月25日、北海道・千歳市生まれ。21歳。桜木小2年時に桜木メッツで野球を始める。北斗中では恵庭シニアに所属。北海では3年夏に甲子園出場。富士大では3年春からレギュラー。179センチ、79キロ。右投右打。血液型AB。家族は両親と弟。

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