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名コーチも認めた ヤクルト・村上は「筒香クラス」

2018年6月18日16時33分  スポーツ報知
  • ヤクルト・村上

 ヤクルトが、17日に札幌ドームでの日本ハム戦に勝利し、初の交流戦最高勝率を決めた。投打ががっちりかみ合って頂点を勝ち取ったが、明るいニュースは北の大地でだけじゃない。

 1軍のプレーボールと時をほぼ同じくして、横須賀で行われていたイースタン・DeNA戦ではドラフト1位の18歳、村上宗隆内野手(九州学院高)が特大の9号で度肝を抜いた。

 これで6月は11戦で打率3割7分1厘、5発、9打点の大当たり。5月は19打席無安打など苦しんだ時期もあったが、何より巨人の内海や野上、西武の菊池や高木勇、ロッテ・唐川ら実績組から一発を放っているのはただ者ではない。コンディションの関係で約1か月、三塁守備に就けていない中、バットで十分すぎるアピールだ。

 同級生の日本ハム・清宮とはまた違う魅力の持ち主。その素材の良さを、5月1日から約1か月、2軍に帯同し、初めて指導した杉村巡回コーチも「筒香(DeNA)クラス」と即答した。光るのはリーグ断トツの39四球だ。「あんな高校生いるんだね。選球眼がいい。青木、山田(哲)、内川(ソフトバンク)…。みんなそうだから」と挙げた教え子たちの名前が、限りない期待感を抱かせる。

 逆方向への打球も村上の持ち味だが、ここ最近目立つのは右方向への当たりだ。5月までの4発は3本が逆方向ながら、6月の5本のうち3本は逆らわずに打った一発。同コーチは「引っ張ってホームランを打てるようになったのが大きい。筒香が1年目、(2軍で)26本かな。村上もファームで20本ぐらい打つんじゃない」と予告した。

 「経験を積んで、1年目から1軍で活躍したい」と連日汗を流す金の卵。従来通り、2軍でじっくり育成する方針は変わらない。果たしてデビューは夏の終わりか。それとも実りの秋に実現するのか。1軍の逆襲だけでなく、近未来の主砲の心躍る成長曲線からも目が離せない。(記者コラム・田島 正登)

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