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夢の日米兄弟対決へ、ソフトバンク・砂川リチャードの挑戦

2018年6月20日16時0分  スポーツ報知
  • ソフトバンクの砂川リチャード

 日本とアメリカ。国は違うが、兄弟プロ野球選手が誕生した。今年、ソフトバンクに育成ドラフトで入団した砂川リチャード内野手(19)の兄・ジョセフ(20)が今月行われた米大リーグのドラフトでマリナーズから6巡目(全体178番目)で指名された。すぐさまTwitterで祝福コメントを寄せた弟。「いつかは対戦してみたい」と目を輝かせた。

 リチャードによると、ジョセフも沖縄・北中城高で野球をやっていたが、2年冬に“引退”。その後、父・ジョンさんのソフトボールチームに所属し、そこでの活躍がスカウトの目に留まったことがきっかけで渡米。父の知人に世話になりながら南ネバダ大で“復帰”してプレーしていたという。

 高校時代は140キロ台だった球速も最速96マイル(約154キロ)にまでアップ。マ軍は投手として起用するようだが、大学時代は野手としても活躍。マ軍のホームページによると、今年は大学で、投手として17試合に登板し6勝4敗、防御率2・61、69奪三振。打者としても57試合に出場し打率3割3分0厘、9本塁打、52打点をマークした“二刀流”だ。

 一方のリチャードも188センチ、106キロの恵まれた体格はファームでも目を引く。握力は左右とも70キロ台で、新入団会見では握手した工藤監督が「手がつぶれるかと思った」と苦笑いする怪力の持ち主。12年に米大リーグで3冠王に輝いたタイガースのミゲル・カブレラに憧れ、高校通算25本塁打の打撃は粗削りながら、3軍の韓国遠征の15日のKIA戦で“プロ初本塁打”もマークした。「もっとレベルアップしないといけない」。夢の兄弟対決へ。一日も早く支配下登録されることが、その第一歩になる。(ソフトバンク担当・戸田 和彦)

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