【BCリーグ】富山、日枝神社で必勝祈願 二岡監督「1人でも多くNPBに行けるように」

スポーツ報知
「ヨッ、日本一」の掛け声に合わせ笑顔を浮かべる選手、スタッフ

 BCリーグ・富山GRNサンダーバーズは3日、富山市の日枝神社で必勝祈願を行い、選手、スタッフら31人が参加した。二岡智宏監督(42)は「選手が1年間、けがなく、1人でも多くNPBに行けるように願いました。選手の個性が分かってきたので、長所を伸ばしたい」と語った。

 4月6日のリーグ開幕に向け、調子を上げているのが、元中日の149キロ右腕、山本雅士(24)だ。2016年8月には右肘を疲労骨折していたが完全復調。昨秋の合同トライアウトでは148キロをマークしており、山本は「けがをする前の状態に戻った。それ以上の状態にしていきたい」と明るい表情を見せた。

 昨秋は中日を自由契約になった後、「1年で復帰したいので独立リーグを選んだ。サンダーバーズの評判も聞いていたので」と富山入りを決めた。地元の広島でウェートトレーニングを続け、2週間前に富山に合流。「明るいチームでいい雰囲気。チームに溶け込んで、引っ張っていきたい」と意気込む。

 「がむしゃらに練習するタイプ」で、中日在籍時にはオーバーワークになったことも。調子の悪い時は考え込んで悩むこともあったが「今は自分のペースで調整できている」と手応えをつかんでいる。

 「先発なら10勝以上、中継ぎならシーズンの半分以上に登板したい」と山本。チームの大黒柱として、リーグ制覇、NPB復帰を目指す。(中田 康博)

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