BC栃木からNPB復帰狙う西岡剛、村田修一コーチのエールに「めちゃくちゃうれしかった」

スポーツ報知
BC栃木に入団、寺内崇幸監督(左)から帽子をかぶせてもらい笑顔を見せる西岡剛(カメラ・軍司 敦史)

 ロッテや阪神などで活躍し、ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスでプレーすることになった西岡剛内野手兼外野手(34)が18日、栃木県小山市内で会見。「またNPBに戻るという夢を追いかけられることを、うれしく思います」と語った。

 昨年10月に阪神から戦力外通告を受けたが、現役続行を希望していた。11月のトライアウト後にBCリーグ6球団からオファーがあったと語った西岡は、栃木が1番早く声をかけてもらったことや、充実した設備などを挙げ、「ぼくは、人生の選択の中で困難な道を選んできた。厳しい道の方が誰もがなし得ない快感がある」と栃木を選んだ理由を明かした。

 背番号は1と5が空いていたが、1番を選んだ。「(阪神でつけていた)5番は戦力外だったので、そんな気持ちになれなかった。非常に良い番号をいただけた」と会場を笑わせた。

 昨年までBC栃木に在籍した巨人の村田修一ファーム打撃コーチ(38)は、西岡の入団に「いい勉強をして欲しい。栃木だけじゃなく、BCリーグ全体のためにも頑張って、もがいて欲しい。頑張れ!ツヨシ!」とエールを送った。まだ本人とは会っていないそうだが、西岡はこのコメントに「僕自身、本当にうれしかったです。球団のみなさんから、村田選手が(昨年)貢献してきたことをお聞きしているので、しっかり継承して、(一方で)自分の色を出して、村田選手のやってきたことをつなげていきたい。めちゃくちゃうれしかったです」と感謝した。

 今季から指揮をとる元巨人内野手・寺内崇幸監督(35)は、現役時代に対戦するのがいやな選手だったと明かして「(そんな選手が自分の)チームに来てくれるのは最高で心強い。プレースタイルも(ほかの選手の)指標になる」と期待。19日にチームに合流した後は5日ほど調整し、4月6日の開幕に備える。球団は、NPBに上がりたい選手をサポートするのが目的として、「そのチャンスが来月であれば、全力でサポートする」(古後昌彦球団会長)と約束している。

野球

×