七十七銀・湯浅翔太、強肩武器にNPBの舞台へ 弟は巨人・湯浅大

スポーツ報知
七十七銀行の入社内定選手。前列左から細川、佐野、田下。後列左から湯浅、森、和田

 社会人野球・七十七銀行(宮城)の入社内定選手がチームに合流し、奮闘している。湯浅翔太内野手(21)=城西国際大=は、巨人でプレーする弟の大内野手(19)と同じプロの舞台を目指し、成長を続けていく。

 弟の背中を追いかける。「チームに必要とされる、信頼される選手になりたい。勝つためにプレーすれば結果はついてくるし、その先もみえてくる」。群馬・富岡市出身だが埼玉・花咲徳栄に進み、城西国際大では遠投115メートルの強肩など守備面を評価されて昨秋はプロ志望届を提出。だが、指名はなく七十七銀行へきた逸材でもある。

 昨年末の帰省時、弟からプロの雰囲気を聞いた。「一つ一つ、細かいところまで追求しているなと感じた」。“プロ基準”をイメージし、鍛錬を積んでいく。課題と感じている打撃面を向上させ、実力を伸ばしていくつもりだ。小河(おごう)義英監督(41)も「即戦力でやってもらいたい」と期待をかけた。

 七十七銀行が出場した昨年の都市対抗野球を東京ドームで観戦し、「必死さが違った」と湯浅。全国舞台での活躍は、プロ入りへの最大のアピールになる。チームを全国大会に何度も導く力をつけ、弟の待つプロへ近づいていく。(有)

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