横浜隼人、強力打線のセンバツ16強・明秀学園日立に1―2惜敗

スポーツ報知
明秀学園日立との練習試合に先発した横浜隼人・佐藤一磨

◆練習試合 横浜隼人1―2明秀学園日立(1日・横浜隼人グラウンド)

 横浜隼人(南神奈川)が、今春センバツ16強の明秀学園日立(茨城)と練習試合を行い、1―2で惜敗。だが、今秋ドラフト候補の増田陸遊撃手(3年)らを擁する強力打線に対し、先発した2年生左腕・佐藤一磨ら3投手の継投でしのいで6安打に封じた。

 水谷哲也監督(53)は「これだけ振ってくるチームを2点に抑えたのは、投手陣も自信になったと思う」と敗戦にも充実感をにじませた。

 打線は、最速144キロのプロ注目右腕・細川拓哉(3年)に苦しめられた。初回に先頭打者として安打を放つも1安打に終わった主将・横瀬辰樹遊撃手(3年)は「あれ(直球)は速いっすね。速いだけじゃなくて大事な所はビタッと決めてくる」と脱帽。センバツでは全3試合で完投した剛腕に力でねじ伏せられ、散発の4安打に沈んだ。

 それでも、個の力にはチームで対抗する。今年の横浜隼人は投手陣が充実。5人のリレーで目先を変え、打者に的を絞らせない。エース右腕・青山美夏人(みなと、3年)は「今年は継投。自分の力を出し切って次につなぐ」と総力を結集して最少失点に封じる覚悟だ。

 打撃も「いかに相手の嫌がることが出来るか。チーム全体で考える野球をしたい」と横瀬。投打ともにスターはいないが、チーム力には自信がある。09年以来、9年ぶりの聖地を目指すナインは15日、吉田島と横浜商の勝者との初戦(2回戦)を迎える。

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