【岩手】大船渡の2年生右腕・佐々木朗希、154キロ出た!“大谷超え”の怪腕現る!

2018年7月11日6時0分  スポーツ報知
  • 最速154キロの速球を投げ、完投勝利した大船渡・佐々木(カメラ・有吉 広紀)

 ◆第100回全国高校野球選手権記念岩手大会▽2回戦 大船渡11―2盛岡三(10日・岩手県営)

 みちのくの新たな怪物がベールを脱いだ。大船渡(岩手)の2年生右腕・佐々木朗希(ろうき)が、自己最速を1キロ更新する154キロを計測するなど4安打11奪三振で、シード校・盛岡三を相手に2失点完投勝ち。大谷翔平(現エンゼルス)の花巻東2年時の最速151キロを上回った。

 怪物級の実力を、至るところで見せつけた。大船渡の2年生右腕・佐々木朗が1―1の2回無死、6番打者に自己最速を更新する154キロを計測。全国的に無名だが、第12回U18アジア野球選手権(9月3~9日、宮崎)の高校日本代表候補に選ばれた男が、花巻東2年夏は最速151キロだった“大谷超え”だ。2回はソロ弾、5回には適時失策で2失点も、4安打11奪三振の力投で勝利を引き寄せた。

 「チームが勝つことが一番。3年生の力を感じて投げられた」と佐々木朗は胸を張った。この一戦は直球に頼らず、これまで公式戦で投げていなかったフォークを“解禁”。打者の狙いを外す投球術を披露すると、打撃でも189センチの長身ながら5秒9の俊足を生かし、1番打者として6打数3安打。19安打11得点したチームで、リードオフマン役を十分に務めた。投打に高いレベルでチームを引っ張っている。

 来年のドラフトの目玉となりそうな逸材を、この日はプロ4球団が視察した。楽天・宮越スカウトは「今年でもドラフト1位候補。身体能力は高いし、球もまだ速くなる」と高く評価。エース格にもかかわらず背番号20をつけるが、佐々木朗は「2年生なので、特に気にならないです」。最速更新よりも、背番号よりも、今は3年生と一緒に甲子園に行くことに集中しているのだ。

 「チームとしては甲子園出場。個人的には甲子園最速を出したい」と目標を掲げた佐々木朗。聖地に立てば、2001年夏に日南学園・寺原隼人(現ソフトバンク)が出した158キロ超えを目指すと豪語した。まだ2年生で伸びしろ十分の本格派右腕が投げるたびに成長し、34年ぶりの夏の甲子園出場を目指す。(有吉 広紀)

 ◆佐々木 朗希(ささき・ろうき)2001年11月3日、岩手・陸前高田市生まれ。16歳。小3で野球を始める。11年の東日本大震災で被災し、大船渡に移住。大船渡一中では軟式野球部に所属。大船渡では1年夏からベンチ入り。189センチ、81キロ。右投右打。家族は母と兄、弟。

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