【静岡】掛川西、東高との東西“掛川ダービー”制した

◆第１００回全国高校野球選手権記念静岡大会▽２回戦　掛川西５―１掛川東（１６日・掛川）

　２回戦１６試合が行われ、第５シードの掛川西は、掛川東との“掛川ダービー”に５―１で快勝した。

　第５シードの掛川西が、逆転で掛川東との「掛川ダービー」を制した。１点を追う５回１死二、三塁から９番・三浦幹大が二遊間を破る逆転の２点打。さらに福田恭平主将（ともに３年）が高いバウンドで三塁手の頭上を抜く適時二塁打を放ち、主導権を奪った。

　この日は両校生徒と地元住民で内野が満席となり、外野芝生席を急きょ開放。「すごく人が集まって、鳥肌が立ちました。ありがたかったです」と殊勲打の三浦。３回の打席では送りバントを失敗しており、「カバーしたかった」と直球を狙い打った。

　このリードを最速１４２キロ右腕・川合勇気（３年）が、掛東打線を計４安打に抑えて守り抜いた。「先に１点取られても、みんな動揺しなかった」とナインの成長を証言。夏の大会で初めて母校を指揮した大石卓哉監督（３８）も「応援のおかげです」と笑顔で話した。