【富山】高岡商、8強 プロ注目左腕・山田龍聖が7回途中降板も打線がカバー

スポーツ報知
7回途中まで5失点と不調だった高岡商の山田

◆第100回全国高校野球選手権記念富山大会▽3回戦 高岡商12―5富山国際大付(18日・県営富山)

 3回戦8試合が行われ、ベスト8が出そろった。高岡商は13安打を放ち、富山国際大付に12―5で勝利。先発の148キロ左腕・山田龍聖(3年)は5失点し、7回途中で降板した。

 高岡商のエース・山田が今大会初先発したが、9安打5失点で7回途中に降板した。序盤はストレートを軸に最速142キロをマーク。4回までは変化球も駆使して打たせて取った。しかし、10ー0とコールド勝利目前だった5回に2四球、2安打で3失点すると、6回に続き、7回も甘い変化球を狙われて1失点。まさかの途中降板となった。

 ネット裏では巨人、オリックス、広島、ヤクルトの4球団が視察。オリックスの由田慎太郎スカウトは「体の力、馬力があり、持っているものはいい」と話せば、広島の高山健一スカウトは「自分のタイミングをつかめば、まだ伸びる。本当にプロに行きたいなら自信を持ってプレーして欲しい」と期待を寄せた。

 コールド勝ちは逃したものの、打線は絶好調だ。初回には相手の3失策を逃さず、一挙に4得点を先制。高岡との初戦(15日)の15安打12得点に続き、この日も13安打12得点と圧倒した。吉田真監督(35)は「序盤の相手のミスがなかったら、違う展開になっていた。点差ほどの差はなかったと思う。謙虚にいかないと」と2連覇に向け、引き締めを図っていく。(中田 康博)

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