【石川】飯田4年ぶり8強!141キロ左腕・木挽“ベリーグッド”なロング救援

スポーツ報知
6回1/3を2安打無失点と好救援の飯田・木挽

◆第100回全国高校野球選手権記念石川大会▽3回戦 飯田9―4鶴来(19日・石川県立)

 飯田が鶴来に逆転勝ちを収め、2014年以来4年ぶりの8強に進出した。

 鶴来に4点を先制され、なおも3回2死二塁のピンチを迎えると、エース左腕・木挽楓冴(こびき・ふうが、3年)が2番手で緊急登板。三振で切り抜け、その後も6回1/3を2安打無失点、三塁を踏ませず投げきった。

 「これ以上点を取られてはいけない、という危機感を持って投げた」と木挽。背番号1の好投に打線も奮起し、4回に4得点で同点、7回には3点を勝ち越した。

 ロングリリーフで逆転を呼び、最速141キロの直球で押す強気の投球で、6奪三振。「真っすぐを思ったところに投げられた」と手応えを口にした。

 昨秋の県大会準々決勝で、星稜の強力打線を相手に2失点完投負けも、散発4安打で自責0に抑え、頭角を現した。試合前は、男性3人組ボーカルユニット「ベリーグッドマン」の人気曲「ライオン」を聴き、闘志をかき立てるのがルーチン。「きょうもバスの中で聴きました」と笑顔で話した。

 22日の準々決勝では、金沢学院と対戦。県内最北端から甲子園初出場へ、木挽は「強気の投球で、全員抑えます」と意気込んだ。

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