【石川】星稜が因縁の小松大谷を下して4強進出

スポーツ報知
今大会初登板で4回無失点に抑えた高校日本代表候補の2年生右腕・奥川

◆第100回全国高校野球選手権記念石川大会▽準々決勝 星稜5―0小松大谷(21日・石川県立野球場)

 センバツ8強の星稜が右腕2枚看板の好投で、3年連続の4強進出を決めた。

 先発した今大会初登板の竹谷理央主将(3年)が、5回を4安打無失点に抑える好投。6回からは高校日本代表候補の最速147キロ右腕・奥川恭伸(2年)が今大会初めてマウンドに上がり、4回を4安打無失点に抑えて締めくくった。星稜は今大会3試合で7投手が登板し、無失点のまま準決勝に駒を進めた。

 星稜と小松大谷は、2年連続で劇的なサヨナラ試合を演じた因縁の相手だった。2014年石川大会決勝では、星稜が0―8とリードを許して迎えた9回裏に9点を奪い、奇跡のサヨナラ勝ちを飾った。翌15年は準々決勝で対戦。小松大谷が0―3で迎えた9回裏に4点を奪って、“サヨナラ返し”を果たしている。

 14、15年の試合を経験している林和成監督(42)は「小松大谷戦は何も言わなくても選手たちが違った雰囲気になるが、2人の投手がしっかり投げてくれた」と話し、ここまでの戦いを振り返り「7人の投手が投げたが、誰がどんな場面で投げても大丈夫」と盤石な投手陣に手応えをつかんでいた。

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