【山形】山形南・中條サヨナラ弾、38年ぶり優勝誓った

スポーツ報知
ホームランボールを手に誇らしげな山形南・中條

◆第100回全国高校野球選手権記念山形大会 ▽準々決勝 山形南3x―2東海大山形(22日・荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた)

 劇的なサヨナラ本塁打で、山形南が東海大山形を3―2で破った。2―2の9回、この回先頭の3番・中條幸作右翼手(3年)が、「真っすぐを狙っていた」と一振り。左翼場外の雑木林へ特大弾を打ち込んだ。

 長所を伸ばしてチームの主軸に成長した。中條は高校3年春の県大会まで定位置につけずにいたが、同大会初戦・酒田西戦で放った本塁打が転機となった。「あの試合で打った本塁打は真っすぐで、(直球に)こだわるようになった」とマシン打撃では12メートルと距離を詰めて振り込み、得意の直球打ちを伸ばしてきた。

 同校は1980年以来、夏の甲子園から遠ざかっているが、背番号9は「自分たちの代で甲子園に行きたい」と38年ぶりの県大会制覇を誓った。

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