【香川】高松、84年ぶり悲願ならず 逆転負けも「悔いない」

スポーツ報知
甲子園出場ならず、ベンチでガックリの高松ナイン

◆第100回全国高校野球選手権記念香川大会 ▽決勝 丸亀城西9―4高松(22日・レクザム)

 香川では、丸亀城西が高松に逆転勝ちし、13年ぶり5度目の優勝。第1回大会に出場した高松は、春夏通じて最長ブランクとなる84年ぶりの甲子園を逃した。

 時を超えた高松の悲願成就はならなかった。1915年の第1回全国大会の出場校(当時高松中)は、34年以来の夏の甲子園を目指したが、逆転負けした。

 2回に適時打を放った石田公平捕手は「(甲子園を)考えると心の隙ができるので意識はなかったです。相手が強かった。悔いはないです」とすがすがしい表情だった。石田茂登監督(49)は父親。“父子鷹”で臨んだ今夏に「ぎこちない、慣れないところはありました。特別な経験でした」。石田監督も「やっと親子の時間ができるかな」と一息ついた。

 県内屈指の進学校。昨年度も200人以上の国立大合格者を輩出した。石田監督は「勉強も野球も両方やるのは我慢強さと責任がいる。その中で日々精進して、相乗効果で育っていきました」と決勝まで勝ち上がった選手をねぎらった。

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