【南埼玉】県川口、初の甲子園出場ならず 

スポーツ報知
2回もたず7失点で降板した県川口の先発・岩城峻介

◆第100回全国高校野球選手権記念南埼玉大会 ▽決勝 浦和学院17―5県川口(23日・大宮公園)

 初めて決勝に進出した県川口が浦和学院に大敗し、初の甲子園出場を逃した。

 初回、2点を先制されるがその裏、敵失、佐藤隼(3年)の左前適時打で同点に。先発の右腕・岩城峻介(3年)は緩い変化球を低めに集めて強力打線を打ち取ろうとしたが、2回に蛭間拓哉(3年)に右越え3ランを許すなど5点を失って勝ち越された。岩城は「外角を狙った球が内に入ってしまった」と悔やんだ。2回途中から登板して好投していた2番手の伊藤大輝(3年)が6回に打球を左肩に受けて降板。井樽裕(3年)ら救援陣も相手の勢いを止められず、終盤に失点した。

 浦和学院には12年夏の準決勝で敗れていたが、14年夏の3回戦で雪辱。しかし、その再現はならなかった。鈴木将史監督(32)は「過去の過去のことでそのことは話していません。選手はよく戦いました。甲子園は近くて遠い、遠いけど近い所」と悔しがった。岩城、高橋賢人(2年)のバッテリーが残るだけに新チームにも期待がかかる。岩城は「浦和学院を倒して甲子園に行きます」と誓った。

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