【秋田】金足農・吉田14K完投!11ぶり甲子園へ王手

スポーツ報知
4失点も14奪三振で完投勝ちした金足農・吉田

◆第100回全国高校野球選手権記念秋田大会 ▽準決勝 金足農7―4由利(23日・こまち)

 秋田準決勝で、明桜が能代松陽に11―9で競り勝ち、2年連続の決勝進出を決めた。4番・山口航輝左翼手(3年)、5番・有木裕太一塁手(3年)の“アベック弾”など、ともに4打点を挙げる活躍で打撃戦を制した。金足農は最速150キロ右腕・吉田輝星投手(3年)が14奪三振と力投し、由利に7―4で勝利。24日の決勝は2年連続同一カードとなった。

 ヒヤヒヤする状況を作りながらも、三振の山を築いた。金足農・吉田輝星投手(3年)が由利から、2回以降毎回の14奪三振で6安打完投勝ち。5回まで無安打投球も、6回1死から許した初安打をきっかけに4失点。1点差に迫られたが、「エラーより打たせた自分が悪い」と切り替えて後続をピシャリ。9回2死から145キロを計測するなど、まだ余力十分だ。

 ここまで全試合を1人で投げているが、中泉一豊監督(45)は「体力もついてきている。そんなに心配していない」。昨年と同じ明桜との決勝へ、吉田も「何が何でも勝つ気持ちを持ってやる」と雪辱を誓った。11年ぶり6度目の出場を、その右腕でつかみ取る。(有)

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