酷暑のなか高校野球は甲子園で開催すべきか?「グッディ!」で激論…金村義明氏「甲子園でやらなきゃ意味がない」

スポーツ報知
金村義明氏

 26日放送のフジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜・後1時45分)で酷暑で熱中症が相次いでいることに夏の全国高校野球の甲子園球場での開催の是非を議論した。

 番組では甲子園かドーム球場での開催かに出演者が議論。スタジオには1981年大会で優勝した報徳学園のエースで4番だった金村義明氏(54)が出演し「甲子園でやらなきゃ意味がないんです」と主張した。

 金村氏は「血の出るような努力を惜しみなくしながら、ボクもプロ野球を目指して野球を始めたわけじゃないです。報徳学園のユニフォームにあこがれて甲子園に出たいがために親に泣いて頼んで報徳に受験させていただいて、160人ぐらいいる部員の中でどんな辛いことでも甲子園に出るために我慢できた。結果的に優勝までさせていただいて幸せだった」と自身の体験を元に持論を展開した。

 こうした意見に安藤優子キャスター(59)は「高校野球を見て感動するんですから、甲子園だから感動しているわけじゃない」とし、当時の暑さと今の暑さと比べられないと金村氏に尋ねたが「比べれますよ。昨日も甲子園行ってましたしね。昔、35年前、投げてた時は予選からですから13試合一人で投げたんです。今だったら、多分、死んでいるはずですよ、暑すぎてね」とし「だってぼくらの時は水飲んだらいけないとか、そういう精神論者の人の指導者でしたから、それでも生きて生還しているわけですから。今だとあまりの猛暑も酷暑もぼくらの時代はそんな言葉もなかったですけど、何とか根性論でできた。今は、それをしないように危険なことにならないようにみんなが考えて考えて水を飲ますとか大分変わっていますよ、予選から」と提言していた。

 また、教育評論家の尾木直樹氏(71)も甲子園開催派で「甲子園は聖地で他の種目の全国大会とは意味が違う」などと示した上で「そこでいかに安全性とかの対策を先に考えるべきで、考えてもそれは無理だなとなったらドームにしても、命の方が大切だからアリだなと思う」とし、高野連がもっと本格的に対策を考えるべきと提言していた。

 この意見に金村氏は「今、ボク尾木ママの大ファンになりました。ありがとうございます」と感動していた。

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