星稜、開幕戦後攻なら松井秀喜氏と“新旧主将”並ぶ!?竹谷「あこがれる部分ある」

スポーツ報知
石川大会最多本塁打記録を引っさげて甲子園に乗り込む南保

 第100回記念全国高校野球選手権(8月2日抽選、5日開幕・甲子園)に2年ぶりの出場を決めた石川代表・星稜は27日、甲子園登録メンバー18人を発表。石川大会で5本塁打を放ち、OBの松井秀喜氏(44)の大会通算本塁打記録を塗り替えた南保良太郎三塁手(3年)は「甲子園でもフルスイングを貫く」と誓った。

 星稜は2年ぶりの優勝から一夜明けた26日、甲子園に向け、再始動した。練習前の円陣で林和成監督(43)が「優勝は1つの通過点。最終目標は県を制することではない。気持ちを新たにしよう」と話すと、竹谷理央主将(3年)から23日が誕生日だった指揮官にウィニングボールが贈られた。27日の練習前には、甲子園メンバー18人が発表された。

 25日の石川大会決勝では、4番・南保が3本塁打、5番・竹谷が4本塁打を放ち、22―0と記録ずくめの大勝を飾った。松井氏の本塁打記録を更新した南保は「夜は興奮して夜中1時まで寝られなかった。何回も本塁打の映像を見直した」という。高校通算25本塁打のスラッガーは「当てにいくとでかい打球は飛ばない。凡打を恐れず、一球一球フルスイングしたい。そのスタイルを甲子園でも貫きたい」と決意を示した。

 主将の竹谷には、組み合わせ抽選で大きな仕事が待っている。松井氏が始球式を行う開幕試合に注目が集まるが、「せっかく期待してもらっているので引ければいいが、たぶん無理だと…」と苦笑。ただ開幕試合の後攻で先発投手となれば、マウンド上で松井氏と“新旧星稜主将”が並ぶことになり、「あこがれる部分はありますね」と話した。くじを引くときは「いつも右の端っこ」。開幕試合の確率は3・57%(56校中2校)。果たして奇跡は起きるか?

(勝田 成紀)

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