常葉大菊川・榛村「早く試合したい」…甲子園見学で一気に本番モード

スポーツ報知
甲子園のマウンドの感触を確かめる菊川・榛村(右)

 第100回全国高校野球選手権記念大会(5日開幕)に出場する常葉大菊川ナインが1日、甲子園を楽しんだ。例年は30分間の練習時間が各校に充てられるが、今夏は参加校が多いため15分間の「甲子園見学」。黒沢学部長(41)の「雰囲気を感じればいい」という言葉通り、ベンチ入りメンバーと3年生の計33人はバットもグラブも持ち込まず、完全に自由行動。思い思いに動き回って甲子園の感触を確かめた。

 2番手左腕で、エースの漢人が投げる際はセンターを守る背番号8の榛村(しんむら)大吾(3年)は、マウンドと外野の両ポジションに立って確認。投球モーションは1回しか行わず、「本番にとっておきます。早く試合がしたい。楽しみです」と声を弾ませた。

 やはり投手を兼ねる伊藤勝仁三塁手(2年)は、マウンドと内野だけでなく、外野にも足を運んで球場全体の状態をチェック。「ホームベースが近くて投げやすそう。15分だけでしたが楽しかった」と笑顔を見せた。

 2日は抽選が行われ、対戦相手が決まる。31日に大阪入りし、甲子園を「実感」したナインが、本番モードに入る。(里見 祐司)

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