【甲子園】八戸学院光星・但井、好調維持「チームに貢献できる打撃をしたい」

スポーツ報知
2年ぶり9度目の夏に挑む八戸学院光星

 第100回全国高校野球選手権記念大会(甲子園)が5日、開幕し、開会式では力強く入場行進した。午後に練習を行った八戸学院光星(青森)の但井(たい)智哉内野手(3年)は第7日(11日)第2試合の明石商(西兵庫)戦で、持ち味の長打力を発揮すると意気込んだ。

 大歓声を聞き、新たな実感が湧いた。開会式で入場行進した八戸学院光星・但井は「やっときたな、と思いました」と決意を見せた。甲子園に来るまでの期間、チームは走り込みや振り込みで再度強化。この日のフリー打撃でも、但井は鋭い当たりを飛ばし、絶好調だ。

 パワーが武器だ。青森大会は10打数3安打だが、2本塁打に二塁打と全て長打。準決勝・青森山田戦では左越え逆転3ランを放った。昨春、右足親指付け根を骨折して手術。昨秋に戦列復帰も、「(右足親指が)曲がらないままやっていた」(但井)と結果を残せなかった。けがが完治した冬場は、筋トレでの下半身強化やコンパクトに振り抜く意識で打ち込みを実施。スクワットは最大値220キロとチームでも上位のパワーをつけ、打撃フォームの修正が奏功すると、3月以降で10本と本塁打を量産だ。

 初戦の明石商戦まで日にちはあるが、「選手には、ここから上げていくぞと話した」と仲井宗基監督(48)。但井も「フルスイングはもちろん、チームに貢献できる打撃をしたい」と宣言した。聖地でも持ち味を発揮し、勝利につながる一振りを見せる。(有吉 広紀)

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