北照・岡崎「大学でしっかり結果を残してプロへ行きたい」

スポーツ報知
チームで甲子園を訪れた北照ナイン(前列左は大河部長、その右は上林監督)

 大舞台を去るには、早すぎた。敗戦翌日の7日、数人のチームメートと第2試合・近江(滋賀)―智弁和歌山戦を観戦した北照・岡崎は「今日甲子園に行って、まだあの場所で試合がしたいという気持ちになった」と心境を打ち明けた。

 南北海道大会決勝の駒大苫小牧戦では、サイクル安打を達成し、今夏だけで5本塁打。地方大会の打点18は、参加全56校の中でトップだった。期待された本番では4打数1安打と、好機での1本は生まれなかったが、この経験は財産だ。9回に両足をつった際には、相手選手が水分を持って駆けつけた。治療から戻った際には、球場全体から温かい拍手が送られた。

 「仲間の大切さや、応援してくれる方の優しさを感じ、また来たいと思える場所だった。まだ実力が足りない。大学でしっかり結果を残してプロへ行きたい」。一回り大きくなって、必ず戻ってくる。(亮)

 〇…北照の三浦響主将(3年)が後輩のサポートを約束した。今大会のメンバー入りした2年生は、伊藤陸のみ。3年生が抜け、新チームは33人になるが、三浦は「北照の部員として、まだ終わっていない。練習に出続けて、かわいい後輩を全力でバックアップしたい。それが3年の役割」と頼もしかった。

野球

×