花巻東2年生右腕・西舘、3球締めも「もっと先輩たちと野球がしたかった」

スポーツ報知
延長10回2死一、二塁、2番手として登板した花巻東・西舘(カメラ・岩下 翔太)

◆第100回全国高校野球選手権記念大会第5日 ▽1回戦 下関国際4―2花巻東=延長10回=(9日・甲子園)

 花巻東(岩手)が延長戦の末、下関国際(山口)に2―4で惜敗して1回戦で姿を消した。1―1の8回に1点を勝ち越したが、先発のエース右腕・伊藤翼(3年)が終盤につかまって逆転を許した。準々決勝で大阪桐蔭に0―19で大敗したセンバツの借りを返すと、春夏連続で甲子園出場を果たしたが、春に続く聖地での白星はならなかった。

 花巻東の最速142キロの2年生右腕・西舘勇陽(ゆうひ)は10回2死一、二塁から登板。相手打者を一塁ゴロに抑え、3球でピンチを切り抜けた。センバツ後に腰を痛め、夏の岩手大会の登板は決勝・盛岡大付戦の3回のみ。「春からは迷惑ばかりかけてしまった。もっと先輩たちと野球がしたかった」と肩を落とした。背番号17の次期エース候補は甲子園の土は持ち帰らず「来年も戻ってきて、優勝できるようにチームを引っ張りたい」と誓った。

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