高岡商・井林、2戦連発逃すも3安打で貢献
スポーツ報知
◆第100回全国高校野球選手権記念大会第9日 ▽2回戦 高岡商5―4佐久長聖(13日・甲子園)
2年連続19度目出場の高岡商(富山)は、佐久長聖(長野)に競り勝ち、夏の甲子園初の2勝。1987年以来、31年ぶりの3回戦に進出した。
佐賀商(佐賀)との1回戦(4〇1)でバックスクリーン左へ先制弾を放った7番・井林泰雅(たいが)三塁手(2年)が、この日も絶好調。2回に中前打、3回には右前打で出塁すると、7回にセンターへ放った大飛球はフェンスを直撃した。
あと少しで2試合連続弾を逃したが、井林は激走で三塁を蹴ると、一気にホームへ突入。しかし佐久長聖の素早い中継プレーで憤死し、ランニング本塁打もあと少しで逃した。
それでも記録は三塁打となり、3安打で勝利に貢献。2試合計7打数4安打2打点、打率5割7分1厘の活躍を見せている。頼れる7番打者は「後ろにつなぐことができて良かった。センター方向に強い打球が打てる時は調子がいい」と、手応えを口にした。
仙台育英高時代に甲子園で3本塁打を放ったロッテ・平沢大河内野手(20)に憧れている。ともに左の好打者で、名前も同じ「たいが」だ。16日の大阪桐蔭(北大阪)との3回戦へ「全打席でチームに貢献できるバッティングをしたい」と目を輝かせた。